リフォーム・改修・改装マンションの窓の断熱改修

改修効果の計算条件

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1．建物仕様

  • 地域区分　6地域
  • 共同住宅モデル　南向き
  • 床面積　合計70m²（主たる居室24.23m²。その他の居室29.75m²、非居室16.02m²）
  • 外皮面積合計　238.22m²
  • 天井・外壁部分の断熱性能をS55仕様に変更（構造熱橋部は内断熱、熱橋部補強なし）
図：集合住宅

妻側住戸

図面：妻側住戸

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中間柱

図面：中間柱

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2．躯体断熱仕様　【４地区以西を想定】

〇構造熱橋部（内断熱構造）

図面：構造熱橋部

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床面積［m²］
主たる居室 LD 18.42 24.23
K 5.81
その他居室 主寝室 11.00 29.75
子供室1 9.15
子供室2 9.60
非居室 洗面室 4.29 16.02
浴室 2.87
トイレ 2.42
玄関・ホール 6.44
  70.00  

昭和55年省エネ基準以降･･･外壁、屋根部のみ断熱。

平成4年省エネ基準以降･･･屋根部の断熱仕様変更。

〇断熱材

昭和55年省エネ基準･･･外壁、屋根部のみ断熱。
屋根➀(最上階天井) 0.726
  厚さ
（m）		 熱伝導率
（W/m･K）		 熱貫流
抵抗
Rse     0.04
躯体コンクリート 0.12 1.6 0.075
断熱材(硬質ウレタンフォーム 保温板 2種2号) 0.025 0.024 1.042
空気層 0.1   0.09
せっこう 0.009 0.22 0.041
Rsi     0.09
天井 1.522
  厚さ
（m）		 熱伝導率
（W/m･K）		 熱貫流
抵抗
Rse     0.09
合板（フローリング） 0.009 0.16 0.056
合板(構造用合板) 0.012 0.16 0.075
空気層 0.1   0.09
躯体コンクリート 0.2 1.6 0.125
空気層 0.1   0.09
せっこう 0.009 0.22 0.041
Rsi     0.09
外壁①（RC） 0.716
  厚さ
（m）		 熱伝導率
（W/m･K）		 熱貫流
抵抗
Rse     0.04
躯体コンクリート 0.12 1.6 0.075
断熱材(硬質ウレタンフォーム 保温板 2種2号) 0.025 0.024 1.042
空気層 0.015   0.09
せっこう 0.009 0.22 0.041
Rsi     0.11
界壁 1.737
  厚さ
（m）		 熱伝導率
（W/m･K）		 熱貫流
抵抗
Rse     0.11
せっこう 0.009 0.22 0.041
空気層 0.015   0.09
躯体コンクリート 0.15 1.6 0.094
空気層 0.015   0.09
せっこう 0.009 0.22 0.041
Rsi     0.11
床 1.287
  厚さ
（m）		 熱伝導率
（W/m･K）		 熱貫流
抵抗
Rse     0.15
合板（フローリング） 0.009 0.16 0.056
合板(構造用合板) 0.012 0.16 0.075
空気層 0.1   0.09
躯体コンクリート 0.2 1.6 0.125
空気層 0.1   0.09
せっこう 0.009 0.22 0.041
Rsi     0.15
最下階床 1.547
  厚さ
（m）		 熱伝導率
（W/m･K）		 熱貫流
抵抗
Rse     0.15
合板（フローリング） 0.009 0.16 0.056
合板(構造用合板) 0.012 0.16 0.075
空気層 0.1   0.09
躯体コンクリート 0.2 1.6 0.125
Rsi     0.15
平成４年省エネ基準･･･屋根部の断熱仕様変更
屋根②(最上階天井) 0.499
  厚さ
（m）		 熱伝導率
（W/m･K）		 熱貫流
抵抗
Rse     0.04
躯体コンクリート 0.12 1.6 0.075
断熱材(硬質ウレタンフォーム 保温板 2種2号) 0.04 0.024 1.667
空気層 0.1   0.09
せっこう 0.009 0.22 0.041
Rsi     0.09

3．窓の熱性能値

 
    Ug Uw ηg ηW
既存窓　アルミ　単板
カバー　アルミ　複層
カバー　アルミ　Low-E複層（日射遮蔽型）
カバー　アルミ　Low-E複層（日射取得型）
カバー　アルミ樹脂　複層
カバー　アルミ樹脂　Low-E複層（日射遮蔽型）
カバー　アルミ樹脂　Low-E複層（日射取得型）
内窓　樹脂　単板
内窓　樹脂　複層
内窓　樹脂　Low-E複層（日射遮蔽型）
内窓　樹脂　Low-E複層（日射取得型）
ガラス交換　アルミ　真空ガラス
既存玄関ドア
FL 6.0 6.51 0.88 0.70
FL5+A12+FL5 2.9 3.86 0.79 0.63
Low-E5+Ar12+FL5 1.3 2.56 0.40 0.32
FL5+Ar12+Low-E5 1.3 2.56 0.64 0.51
FL5+A12+FL5 2.9 3.47 0.79 0.63
Low-E5+Ar12+FL5 1.3 2.19 0.40 0.32
FL5+Ar12+Low-E5 1.3 2.19 0.64 0.51
FL5 5.9 2.71 0.88 0.59
FL5+A12+FL5 2.9 2.01 0.79 0.53
Low-E5+Ar12+FL5 1.3 1.46 0.40 0.27
FL5+Ar12+Low-E5 1.3 1.46 0.64 0.43
真空ガラス6.2 1.4 2.64 0.66 0.53
4.07

4．一次エネルギー消費量計算

国立研究開発法人建築研究所の「エネルギー消費性能計算プログラム住宅版 Ver3.3.1」を用いて、暖冷房エネルギー消費量を計算

＜一次エネルギー消費量計算条件＞

  • 通風利用の評価方法　評価しない。
  • 蓄熱利用の評価方法　評価しない。
  • 床下空間経由換気導入方式の利用　評価しない。
  • 暖房方式　住宅全体を暖房　暖房設備機器　ダクト式セントラル空調機
  • 冷房方式　住戸全体を冷房　冷房設備機器　ダクト式セントラル空調機
＜冷暖房方式共通＞
  • ダクトが通過する空間　評価しない
  • VAV方式　採用しない
  • 全般換気機能　全般換気機能あり
  • 機器の仕様　入力しない（規定値を用いる）
  • 設計風量の入力　入力しない（規定値を用いる）
  • 換気設備方式　ダクト式第二種換気設備　比消費電力の入力をしない。換気回数　0.5回/hr
  • 熱交換型換気設備の設置　　設置しない
  • 給湯設備　浴室の有無　　有　　熱源機の種類　　ガス従来型給湯機　効率の入力　規定値を用いる
  • ふろ機能の種類　ふろ給湯機　　配管方式　評価しないまたは先分岐方式
  • 台所水栓　評価しないまたは2バルブ水栓
  • 浴室シャワー水栓　　評価しないまたは2バルブ水栓
  • 洗面水栓　　評価しないまたは2バルブ水栓
  • 浴槽の保温措置　評価しないまたは高断熱浴槽を使用しない
  • 照明設備の評価方法　設置しない
  • 太陽光発電設備　　　評価しない、または設置しない
  • 液体集熱式太陽熱利用設備　　評価しない、または設置しない
  • 空気集熱式太陽熱利用設備　　評価しない、または設置しない
  • コージェネレーション設備　　設置しない。
  • 取得日射熱補正係数(庇効果）
      冷房期 暖房期
    南面窓 0.55 0.71
    北面窓 0.64 0.68

5．電気料金計算

〇電気料金　＝　暖冷房に係る一次エネルギー消費量　×　電気換算係数　×　電気料金単価

電気の一次エネルギー換算係数(省エネ法施行規則で規定)　：　9,760kJ/kWh
電気料金単価　：　全国家庭電気製品公正取引協議会から示されている31 円／ kWh（税込）

6．窓の改修費

改修費は、先進的窓リノベ事業での補助額をベ－スに算定（補助額は、改修費の１／２程度で想定）

図面：構造熱橋部

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