手すりの劣化は、手すり本体への雨水の滞留や手すりを支えるコンクリートの劣化状況など、居住者では判断しにくい内容があります。このため、12~15年毎のマンションの大規模修繕工事に併せて手すりについても点検を行い、必要に応じて修繕を行うなどの対策をとることが望ましいと考えられます。また、手すりの取替周期は、国土交通省の「長期修繕計画作成ガイドライン」において36年と示されており、必要な修繕積立金の積み立ても重要となります。