平成20年5月9日に国土交通省住宅局建築指導課課長発「カーテンウォールの構造方法について(技術的助言)」において、基本的な層間ふさぎの仕様が示されています。
当該技術的助言は層間ふさぎの仕様を限定することを目的としたものではなく、層間ふさぎとして所定の性能を満足する場合は他の仕様についても施工が可能と考えられますが、これまで層間ふさぎの性能を確認する試験方法が示されておらず、限定的に運用されてきました。
この度、一般社団法人建築性能基準推進協会(性能協)様にてカーテンウォールの層間ふさぎに必要な性能を確認するための試験方法が示されましたので、参照願います。
当該試験方法により所定の性能が確認された層間ふさぎの仕様は、カ・防協(当時)が国土交通省住宅局建築指導課と協議のうえまとめた「技術的助言の構造説明図」にある代表的な納まりの層間部を対象に適用することが可能となります。
※上記以外の特殊な納まりへの適用については、材料メーカーなどにおいて別途、施工方法などを検討する必要があります。
ただし、この層間ふさぎ仕様の適否は、最終的には、本試験結果の報告をもって特定行政庁等の主事判断に委ねられることになります。
なお、本試験方法の導入により、これまでの技術的助言に示された基本的な層間ふさぎの仕様による運用が妨げられるものではありません。