Page 11 - 会報「窓快14号」
P. 11

   2 既存ストック対策としての省エネ改修のあり方・進め方
特集2
    (戸数割合) 100%
80% 60% 40% 20%
0%
住宅ストック
BEI=0.7 / 0.65 BEI=0.75 BEI=0.8 BEI=0.85 BEI=0.9 BEI=1.0 H11基準相当 H4基準相当 S55基準相当 無断熱相当
                平均 BEI=0.9 程度(2050)
あり方検討会では以下の「既存ストック対策としての省エネ改修のあり方・進め方」が示されました。
・ 国や地方自治体においては、地球温暖化対策推進法に基づく実行計画等を活用し、その計画的な省エネ改修 の取組を推進すること
・ 例えば、UR賃貸住宅においてはサッシ交換にあわせて複層ガラス化することを標準仕様とするなど、省エ ネ改修を計画的に進めるための取組として維持修繕時における仕様の見直し等を行うこと
 ●国民等による省エネ改修の取組を促していく観点からも、国や地方自治体等の率先した取組が重要であることか ら、その管理する建築物・住宅について、省エネ改修計画を立てるなど、計画的な省エネ改修の取組を進めるこ と。特に、学校施設についてはその教育的な観点も踏まえて取り組むこと。
 ●住宅・建築物の省エネ改修に対する3省(国土交通省、経済産業省、環境省)連携による支援措置を継続・充実す るとともに、省エネ改修しやすく、その効果を高めるため、省エネ性能に優れリフォームに適用しやすい建材・工 法等の開発・普及を図ること。
 ●既存の住宅・建築物については、建築時の省エネ性能が不明なものがあることも踏まえ、改修前後の合理的・効率 的な省エネ性能の把握方法や評価技術の開発を進めること。
 耐震性がなく、省エネ性能も著しく低いストックについては、耐震改修と合わせた省エネ改修の促進に加え、省エ ネ性能の確保された住宅への建替えを誘導すること。
 耐震性のある住宅ストックについては、熱損失の大きな開口部の断熱改修(複層ガラス化や二重サッシ化など)や 日常的に使用する空間の部分断熱改修など、その効果を実感しやすい省エネ改修を促進すること。これにより更な る省エネ改修につなげるなど効率的かつ効果的な省エネ改修の促進を図ること。
- 9-
リフォームの取り組み強化に向けて
 2013
2015
2020
2025
2030
2035
2040
2045
2050








































































   9   10   11   12   13